画商が読み解く 西洋アートのビジネス史(サイン本)
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絵サイズ | 単行本:350ページ |
価格 | 税込2,200円 |
作品について
翠波画廊代表・髙橋の3作目となる本著。
今回の書籍では、アートの経済的価値に焦点を当てて、アートの歴史を紐解き、作品よりもアーティストの才能に価値を見出す価値の転換がいつどのようにして起こったのかを、アートとビジネスの狭間に立つ美術商の視点から読み解いた内容となっています。
*店頭・公式オンラインショップにて本書をお買い上げのお客様には、著者のサイン入り本をお届けします!
アートとは「観ること」の感動体験です。本来であれば、観る者を魅了する「作品」が価値をもつはずなのですが、今日では、その作品を描いた「アーティスト」の才能のほうに価値を見出し、評価されるようになりました。
有名アーティストともなれば、絵を描くための下絵ですら高い値段で取引されています。
しかし、作品が高値で取引されることは、アートの経済的価値でしかありません。
アートには、「経済的価値」よりもまえに、人々を感動させる「審美的価値」があり、人々のあいだでそれを美として共有する「社会的価値」があるのです。
一般的に、アートとビジネスは異なるものであると考えられがちですが、アートが人々のあいだで、どのようにして経済的価値をもつにいたったかを見ていくと、アートとビジネスの成り立ちは驚くほど似ていると気づきます。
本書は、アートの経済的価値に焦点を当てて、アートの歴史を紐解き、作品よりもアーティストの才能に価値を見出す価値の転換がいつどのようにして起こったのかを、アートとビジネスの狭間に立つ美術商の視点から読み解いたものです。
単行本:350ページ
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:髙橋芳郎
価格:2,200円(税込)
翠波画廊、全国有名書店、amazon等ネットでもご購入いただけます。
内容紹介
目次
第1章 アートとはなにか?
第2章 ルネサンスに見るアーティストの誕生
第3章 ルネサンス以降のアートの変遷
第4章 メディアとブランドの誕生
第5章 画商の勃興とその発展
第6章 アートとビジネスの関係
著者紹介 髙橋芳郎
株式会社ブリュッケ代表取締役。愛媛県出身。美術大学で彫刻を専攻する過程で、人々の生活に溶け込む平面表現の魅力に目覚め、絵画の世界へ転向。卒業後、都内の画廊での修業を経て、1990年に独立。東京・銀座に、故郷の秀峰の名を冠した「翠波画廊」をオープンさせる。以降30年以上の長きにわたり、ピカソ、マティス、藤田嗣治、ユトリロ、ローランサン等、絵画愛好家なら誰もが知っている巨匠の作品を数多く扱う。特に20世紀初頭に活躍したフランス近代の画家に造詣が深い。