傑作の変化:ヴェラスケス ラスメニナス
技法 | リトグラフ(石版画) |
---|---|
制作年 | 1974年 |
限定部数 | 350部 |
絵サイズ | 90.2x64.8㎝ |
価格 | SOLD OUT |
この作家の作品一覧
作品について
傑作の変化:ヴェラスケス ラスメニナス
本作のベースとなった絵画の作者は、17世紀のスペインを代表する巨匠、ヴェラスケス(1599-1660)。
同じスペイン出身の画家ということもあってか、ダリはヴェラスケスを自分より優れた画家だと認め、多くの影響を受けているようです。
そんなヴェラスケスの最高傑作と言われるのが、本作のベースとなった「ラスメニナス」(1656年)。
(宮廷の女官たちを指すタイトル「ラスメニナス」は後世になってからつけられたものです)
プラド美術館(スペイン)に所蔵され、世界3大名画のうちの1つと呼ばれており、一度は目にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
宮殿の一室の中に多くの人物が描かれている本作。
王女のドレスの光沢感や、遠近法によるピントのわずかな違い、空間の奥行など、細かな質感表現が巧みに発揮されているだけでなく、この絵の本当の主役は誰なのか?など制作から350年以上が経った今でも多くの議論を呼び、鑑賞者を魅了しています。
誰もが知る傑作絵画に、同じスペイン出身の芸術家、ダリがオマージュを捧げて制作したユニークな1枚です。