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藤田嗣治作品展「藤田の愛した子どもたち」

20世紀初頭、パリで活躍したエコール・ド・パリの一人として世界に名を轟かせた藤田嗣治。
1968年にパリで没して半世紀以上経ちましたが今なお世界中で愛されています。


この度、藤田嗣治が愛し描いた「子ども」をテーマとした作品35点を一堂に取り揃え展示販売会を開催いたします。
ぜひこの機会にお気に入りの逸品をお探しください。


「私には子供がない。私の画の子供が、私の息子なり娘なり一番愛したい子供だ」
藤田は生前このような言葉を残しています。

藤田は生涯、実の子を持つことはありませんでした。しかし、彼が晩年描き続けた子どもたちの表情からは、藤田の子どもに対する執心がうかがえます。


独特な作風で表現される藤田の子どもたちは、みな一人ひとり違う表情を持っています。
ぜひ、あなたのお気に入りの一枚を探してみてください。

『少女像』油彩
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【藤田嗣治作品展 販売作品紹介】

『ベレー帽を被った少女』鉛筆・紙
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藤田の技量が感じられる鉛筆画

藤田嗣治は、パリの芸術界での成功を夢見て異邦人として乗り込みました。欧米の画家には負けないという気概をもって修練し続け、その中で藤田は誰にも真似ることのできない独自の技法を生みだしたのです。
本作品は、鉛筆で描かれた温かみのある線で表現されており、藤田嗣治の類まれなる技量と波乱の人生の中で培われた愛が感じられます。

「私の数多い子供の絵の子どもは皆私の創作で、モデルを写生したものではない。この世の中で見た子供の印象は忘れずに画の中には取り入れることもあるが、本当にこの世の中に存在している子供ではない。私一人だけの子供だ。」

藤田の描く子どもたちは、皆藤田の創作でありこの世に存在する子達ではありません。彼らは愛らしさや無邪気さが溢れる一方で、どこかフランス人らしい気品をも感じられます。彼らは藤田にとって神聖な存在であり、激動の人生を歩んできた彼にとっての癒しのような存在だったのではないでしょうか。

『アーチの下の母と二人の子(君代夫人コレクション)』1964年 リトグラフ 100部
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慈愛に満ちた暖かい眼差し

「君代夫人コレクション」とは、藤田が5番目の妻、君代夫人のために遺した作品コレクションです。藤田は自分がこの世を去った後も夫人が困ることが無いように多くの作品を遺しました。
夫人は晩年までそれらの作品を大切に保管していたため、特にコンディションが良い作品が多いことが特徴です。のちに夫人の意向により一部はランス美術館に寄贈され、その他の作品はフランスの国営競売場でオークションにかけられました。

本作品は、淡い色彩繊細で柔和な線が特徴的です。母が子へ向ける暖かな眼差しは、藤田の子どもを想う尊い感情が表現されているかのように見えます。

『四十雀:手紙(君代夫人コレクション)サイン有』1963年 リトグラフ EA
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藤田晩年の人気作「四十雀」シリーズ

「四十雀」シリーズは、フランスの誇る富を子供に例えて表現したもので、ジャン・コクトーがテキストを作り、藤田が21点のリトグラフを制作し1963年に出版された挿画本作品です。当時のフランス芸術界を賑わせていた藤田とコクトーのコラボレーションということもあり、今日に至るまで高い評価を得ています。
細かいディテールユーモアたっぷりに描かれた当時の風俗は、現代の私たちが見ても興味深い作品となっております。

翠波画廊では、四十雀の在庫を豊富に取り揃えております。また、翠波画廊では完成本の状態で入手をしておりますので、真贋についてもご安心してお求めいただけます。

藤田嗣治研究の第一人者、鑑定家ビュイッソン氏と

真贋には細心の注意を払い
本物だけを取り揃えております

油彩や水彩、素描作品には鑑定書がつきますが、一般的に版画作品には鑑定書は付きません。 そのため生前から高く評価され人気のあった藤田嗣治の版画作品は贋作も多く作られています。

翠波画廊では、藤田嗣治研究の世界的権威であり鑑定家のシルビー・ビュイッソン氏に真贋の確認を取り、セット販売された版画作品以外には鑑定書を付けて販売しております。


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