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【会期終了】ー没25年ー ベルナール・ビュッフェ作品展 

12月6日(金)~16日(月)

『アーティチョークの花』1982年 油彩
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20世紀半ばに黒い線描抑制された色彩でフランス画壇にデビューしてから今なお世界中で多くの美術愛好家から愛され続けるベルナール・ビュッフェ。

晩年、パーキンソン病を患い71歳で自らの命を絶ってからはや25年の歳月が経ちました。

ビュッフェが没して25年という節目ということもあり翠波画廊・大阪店ではビュッフェの作品展を開催いたします。


『ボームのダイニングルーム』1988年 油彩
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具象絵画への貢献

ビュッフェは、抽象表現主義が盛んだった時代に、あえて具象的なスタイルを貫きました。
戦後フランスにおける具象絵画の復権に寄与し、「新具象派(La Nouvelle Figuration)」の代表的なアーティストの一人とされたビュッフェの作品は、はっきりとした輪郭線と、単調で冷たい色調構図の緊張感が特徴です。

彼は非常に細い筆致で描き、作品に鋭い視線鋭角的な美しさを与えました。これは、同時代の芸術家たちが絵画における色彩高く評価したのとは対照的であり、ビュッフェ独自の存在感を放っています。

彼の作品は、人物風景といった日常的なモチーフを独自の視点で捉え、冷静ながらも感情的な要素を含むことで知られています。

『アルバム・パリ:サン・ジェルマン・デ・プレ』1962年 リトグラフ 150部
価格:660,000円税込
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ビュッフェ初のリトグラフシリーズ

「アルバム:パリ」シリーズは、1962年に制作されたビュッフェ初の連作リトグラフ作品です。凱旋門やエッフェル塔などパリの観光名所10点が、画家としての自信を感じさせるような堂々とした力強い線描淡い色調によって表現されています

本作品は、「アルバム:パリ」からの一枚です。当時の混沌とした社会を表現するかのような暗い雰囲気の中に、鋭くそびえたつサン・ジェルマン・デ・プレが、観る者の心に強い印象を与えます。

『サーカス:芸をするオットセイ』1968年 リトグラフ 120部 ※レゾネ掲載作品
価格:352,000税込
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人気と批判の間で揺れ動き

日本では、ビュッフェは戦後フランスの象徴として非常に人気があり、特に1950年代以降、多くのファンを獲得致しました。
ビュッフェ作品は数多くの日本の美術館やギャラリーに所蔵されており、今もなお多くの人々の心を惹きつけてやまない存在です。

一方で、60年代以降、前衛的なコンセプチュアル・アートが台頭する中で、彼の具象的かつ従来型のスタイルは保守的とみなされ、批評家の間で評価が分かれることもありました。

しかし、彼の作品は依然として人気があり、ファンや収集家に愛され続けています。

『舌平目』1979年 銅版 120部 ※レゾネ掲載作品
価格:363,000税込
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洗練された表現が特徴のカラー銅版

今回販売する版画作品は一人のコレクターが長年かけてコレクションした作品を当社がまとめて買取したものになります。
そのため、今ではなかなか市場に出てこない貴重な作品も含まれています。

本展では、ビュッフェ作品の中でも特に珍しいカラー銅版のご用意もございます。
爽やかな色彩が、ドライポイントの特徴である鋭い線描写を引き立てており、独特ながらも空間に馴染みやすい印象です。

『アザミの花束』1952年 リトグラフ 200部 ※レゾネ掲載作品
価格:275,000税込
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貴重な作品を一堂に展示

本作品は、ビュッフェが初めて取り組んだリトグラフ作品とされています。
特に初期の作品は、クレヨンのような太さのある画材を使用している為、線の一本一本にぬくもりが感じられるのも魅力です。

ビュッフェらしい直線的な描写で描かれる花の作品は、モダンなお部屋とも相性がよく、季節の花を生ける感覚で楽しんでいただけます。

翠波画廊では、真贋には細心の注意を払い、皆様に作品をお届けしております。前述の通り、今回販売する作品は一人のコレクターが長年かけて収集したという経緯もあり、真贋の心配も全くござません。

ビュッフェの画歴を辿る貴重な作品たちを、この機会にぜひご堪能ください。


多くのお客様にお求めいただいております。


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皆様のご来廊、スタッフ一同心よりお待ちしております。
ぜひこの機会にご来廊くださいませ。

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