Vol.2 一枚の絵との出合い
みなさんはどのような場所で絵画との出合いを楽しんでいらっしゃいますか。
美術館、ギャラリー、デパートのギャラリーなどにとどまらず、Vol.1で取り上げた訪問先の家庭、会社などでも絵画はたくさん飾られています。
私とともにコラムの執筆を開始された河内文雄先生の病院では、待合室に絵を飾られていらっしゃるようです。
そして「当院は意図的に本物をシステミックに展示しました」とのこと、是非一度拝見したいですね。
そのほか最近は公共施設などでも絵画をはじめとするアート作品が飾られるようになり、私たちの目を楽しませてくれます。
私もそうした場所での出合いを楽しんでいますが、ちょっと変わった楽しみ方もしています。
それは美術系大学の芸術祭や卒業展を訪れることです。
ほとんどが無料で開放されています。
たとえば東京近辺では東京芸術大学、多摩美術大学、女子美術大学、武蔵野美術大学などです。
各大学には美術館なども併設されていて、さまざまな展覧会も楽しむことができます。
一度にまとめて楽しみたいという方には「東京五美術大学連合卒業・修了制作展」が毎年2月から3月にかけて新国立美術館で開催されますので、とても便利です。ただ作品数がとても多いので、ゆっくりと時間をとって観賞するようにしてみてください。
大学の芸術祭や卒業展が他の展覧会などと違うところは、商業主義が入り込んでいないところです。
学生たちに制作上の制約はありません。
学部であれば特に自由な創作活動を展開して見せてくれます。
絵画の分野だけでも様々な実験をしていますので、見ていて本当に楽しむことができます。
もちろん中には「これはやり過ぎだ」と感じる作品もありますし、「真面目に作っているのか」と思わせる作品もあります。
それらも含めて自由な創作に出会うとてもよい機会になると思います。
大学の芸術祭の展示は絵画だけにとどまりません。
専門分野は様々ですので、デザイン、彫刻、映像、写真、インスタレーションなど普段あまり目にすることのできないアート作品にもお目にかかることができます。
きっとみなさんのアート鑑賞の幅を拡げるよい機会になると思います。
レベルが大学院になるとさすがに選び抜かれた人達の作品になり、研究室を主宰する教授の薫陶を得ることにもなりますので、洗練度合いは遥かに増します。
例えば芸大の大学院には、今をときめく画家の一人であり教授である中島千波研究室があります。
芸術祭や卒業展では教授から直接指導を受けた院生の作品を楽しむことができます。
そうした中にはすでに十分にプロとして通用するのではないかと思わせる作品が多く見受けられます。
そこまでいかなくとも、多くの学生たちの作品の品定めをすることは私にとっては絵画鑑賞のはずせない楽しみの一つです。
その中でもしお気に入りの一枚の絵に出あうことができればとても幸せな気分になり、その人の名前を記憶に留め、将来の成長を見てみたいと思うのです。
私はお気に入りの作品に出会えた時、たいてい作品の横に置いてあるノートに簡単な感想とメールアドレスを残します。
すると後日その学生が個展を開催したりグループ展に参加するなどのチャンスが来た時、案内状が届くことがあります。
そうした展覧会で成長した作品を見ることができれば、さらに幸せな気分になれることうけあいです。みなさんもこうした出合いを是非一度試してみてください。
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