エコール・ド・パリ時代の画家を、どれほど知っていますか?<北欧編>
~ムンクやミュシャもあのときパリにいた
20世紀初頭、フランス近代絵画からアメリカ現代美術への過渡期。
1860年生まれの画家といえば、アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)です。
ミュシャ 「アートカード・リトグラフ:12月」 作品詳細 >>
ミュシャと同じく、国家に悩まされたのが、抽象絵画のカンディンスキー(1866-1944)です。
カンディンスキー「コンポジションVIII」
次に、北欧五か国に移ります。
ムンク「吸血鬼」
隣国スウェーデンには、時代がやや前になりますが、カール・ラーション(1853-1919)という国民的画家がいます。ラーションは印象派展が開かれた頃にパリで絵の修業をしていて、当時流行のジャポニスムに出会い、浮世絵や陶磁器などの日本美術をスウェーデンに紹介したことでも知られています。
バウエル「馬に跨る騎士」
次のフィンランドで日本人が最もよく知る画家は、ムーミンの作者トーベ・ヤンソン(1914-2001)になるでしょう。
カッレラ「サンボの防衛」
デンマーク代表には、日本での知名度はあまり高くありませんが、ヴィルヘルム・ハンマースホイ(1864-1916)を選びたいと思います。
ハンマースホイ「読書する若い男のいる室内」
最後にアイルランド代表には、フランシス・ベーコン(1909-1992)を推薦します。フランシス・ベーコンという名前では16世紀の哲学者が有名ですが、ここで取り上げるのは、その遠い親戚にあたる20世紀の画家です。ベーコンは、抽象画の流行した20世紀に、具象画にこだわり続けた画家でした。 次に、バルト三国からリトアニア代表とラトビア代表を選びます。 リトアニア生まれのベン・シャーン(1898-1969)は、両親とともにアメリカに移民して、画家として成功しました。日本では、アメリカの核実験で被爆した漁船・第五福竜丸をテーマにした連作絵画で、知名度が高いです。 ラトビア生まれで、幼少時にアメリカへ移民したマーク・ロスコ(1903-1970)も、20世紀の画家として、広く知られた存在です。ロスコは、ジャクソン・ポロックやウィレム・デ・クーニングと並んで、アメリカの抽象表現主義の代表者になりました。
以上、1860~1900年代生まれの画家を、主に北欧から東欧にかけて9か国の代表を選びました。
チェコ代表:アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)
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