【大阪店】モーリス・ユトリロ 作品展
「生粋のパリジャン」であるモーリス・ユトリロ(1883-1955)は、モンマルトルで生まれ育ち、モンマルトルで生涯を終えた作家です。
キュビズムやシュルレアリズムなど、多くの芸術運動がおこった時代を生きながら、一貫してパリの街並みを描き続けました。
翠波画廊 大阪店ではこの度、パリを愛したユトリロ、そして同じくパリを愛し描いた作家の作品を一堂に集めた「モーリス・ユトリロ作品展(併催:パリに魅せられた画家による作品展)」を開催いたします。
大阪駅から徒歩すぐの翠波画廊 大阪店に、この機会にぜひお越しください。
、グラン・オテル・デュー、サンティボー通り_LP.png)
詳しくはこちら>>
パリを描き続けたユトリロ

詳しくはこちら>>
ユトリロは、若くして成功を収めた画家の一人ですが、一方で、子供の頃から家族の影響でアルコール依存や精神病で入退院を繰り返しました。
そんな悲劇に満ちた生涯の中で、一貫して描き続けたのがパリの街並みです。作品は、時代によって大きく3つに分類されています。
アルコール依存で入院したことをきっかけに絵を描き始めたユトリロが、退院後に祖母と共に暮らしたパリ郊外のモンマニーの街を描いた「モンマニーの時代(1904~08年)」、白を強調するためにパリの街中に落ちている建物の漆喰を絵具に混ぜていたともいわれている、白い建物を多く描いた「白の時代(1910~14年)」、経済的にも豊かになり、高価で色鮮やかな絵具を多用した「色彩の時代(1920~55年)」です。
「白の時代」と並んで人気が高いのが本作品展で多数ご紹介する「色彩の時代」。穏やかな日常のひとときを思わせる作品が多く、ご自宅に飾っていただくとホッとひと息つける空間になることでしょう。
パリが最も輝いていたころ

詳しくはこちら>>
パリが最も輝いていた1910年代に、ユトリロが愛惜を込めて描いた豪華なリトグラフ集が「モンマルトル・ベキュ」です。
フランシス・カルコの著作「過ぎし日のモンマルトル」の文章と、ユトリロによる22点のリトグラフが収められている挿画本です。
ユトリロが生涯を過ごし、愛したモンマルトルの街並みを情感豊かに描いたもので、彼とその芸術家の仲間達が通った道や店などが描かれています。当時のモンマルトルの情景を想像しながらご覧ください。
ポショワールとは
展示作品には、珍しい技法を用いた版画作品もございます。「幻の村」はジャン・ヴェルテックスの書いた年代記風の物語に、ユトリロが12点のポショワールによる挿画を入れた豪華な画文集です。
ポショワール(Pochoir)はフランス語でステンシル=型紙の意で、亜鉛や銅などの金属版を切り抜き、それを用紙にあて、型の穴から刷毛で色を刷り込みます。
厚みのある鮮やかな彩色が特徴で、シンプルな作品でも20~30、複雑な色彩の作品では100以上の型紙版が必要で、職人が一点一点手刷りをして制作される大変手間のかかる技法です。
見た目の美しさもさることながら、複雑な作業工程や熟練職人たちの高度な技術を考えると、より一層芸術としての美しさが増すように感じられます。

詳しくはこちら>>
ユトリロ 作品一覧はこちら>>
併催:パリに魅せられた画家による作品展
翠波画廊大阪店では「ユトリロ作品展」と合わせて、ベルナール・ビュッフェ、ラウル・デュフィ、マリー・ローランサン、ギィ・デサップなど、20世紀から現代まで、パリに魅了された作家の作品をバリエーション豊かに展示販売いたします。
是非この機会に、あなただけのお気に入りのパリの作品を見つけてみませんか?
現代の印象派 ギィ・デサップ

詳しくはこちら>>
パリの街並みを描き、現代に活躍している画家にギィ・デサップがいます。彼の作品は、日本の多数の大手企業のカレンダーにも採用されています。
情緒的なノスタルジーが秘められた作品には、時代を超えても変わらない人々の幸せそうな姿が描かれています。幅広い世代から愛される作風ですので、初めての絵画購入にもおすすめの作家です。
ギィ・デサップ 作品一覧はこちら>>
20世紀フランス画壇の偉才 ベルナール・ビュッフェ
20世紀の美術界に新風を吹き込んだ、具象絵画の巨匠ベルナール・ビュッフェ。(1928-1999)
抽象画が主流だった時代に、力強い輪郭線をともなう独特な具象画を描き、早熟の天才として大戦中の人々の孤独な心に寄り添い高く評価されました。
力強い的確なデッサン力と鮮やかな色調は、今なお世界中のコレクターを楽しませ続けています。

詳しくはこちら>>
ベルナール・ビュッフェ 作品一覧はこちら>>
20世紀を代表する色彩の芸術家 ラウル・デュフィ

詳しくはこちら>>
アンリ・マティスと並び「色彩の魔術師」とも呼ばれたラウル・デュフィ(1877‐1953)。
光の表現を鮮やかな色彩で独自に表現した彼の作品は、オルセー美術館やパリ市立美術館など有名美術館に多く収蔵されています。
今回の展示ではデュフィの人気シリーズである「天使のコンサート」より作品を展示いたします。
演出家音楽評論家であり、デュフィと深い親交があったジャン・ヴィルドによる音楽と文化についての評論集に添えられたのがデュフィによる挿絵でした。
作品からは今にも音楽が聞こえてきそうであり、光あふれる色彩が弾けます。
ラウル・デュフィ 作品一覧はこちら>>
翠波画廊 大阪店:3/8(土)〜3/20(木・祝)開催

営業時間:11時~20時
定休日:ハービスに準じます。
〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田2丁目2−22
ハービスPLAZA ENT 3階
TEL:06-6867-9570
ハービス公式ホームページ >>