角川武蔵野ミュージアムの
「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」展に行ってきた!
角川武蔵野ミュージアムは、2020年11月6日にオープンした、新時代の文化複合施設です。
埼玉県所沢市の住宅地に、約4万平方メートルにおよぶ広大な敷地を確保したメディア企業のKADOKAWAが提供する角川武蔵野ミュージアムは、単なる美術館の枠を超えて、丸一日を楽しく過ごせる場所でした。
今回は写真多めのフォトレポートでお届けします。
所沢、意外と近いかもしれない
角川武蔵野ミュージアムまでは、東京駅から電車で約1時間です。JR京浜東北線で南浦和駅まで約30分、そこでJR武蔵野線に乗り換えて東所沢駅まで約20分、駅から歩いて約10分です。車の場合は関越自動車道の所沢ICで高速を降りて約8分となっていますが、今回は電車で行ってみました。2024年05月31日までダリ展が開催されています。
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アニメの聖地かと錯覚してしまう
駅から歩くと、歩道の上に『機動戦士ガンダム』などのアニメキャラが描かれたマンホールのフタが見えます。なんと、駅からの道案内として、マンホールのフタにKADOKAWAのアニメキャラを配しているのです。このマンホール、夜になると光って、帰り道まで照らしてくれます。
所沢ヒルズ、あるいはKADOKAWAヒルズ
角川武蔵野ミュージアムの隣にそびえたつKADOKAWAのオフィスビル
大通りから東所沢公園に入って、武蔵野樹林を抜けると、目の前に敷地面積約4万平方メートルの「ところざわサクラタウン」が広がります。ところざわサクラタウンとは、KADOKAWAによる日本最大級のポップカルチャー発信拠点で、ミュージアム・イベント会場・レストラン・書店・オフィス・神社などが一つになった場所です。
神がここにいる
武蔵野坐令和神社(むさしのにますうるわしきやまとのみやしろ)という名前の神社まで新しく作ってしまうところが尋常ではありません。建築デザインの監修は建築家の隈研吾さん、天井画は画家の天野喜孝さん、狛犬のデザインは彫刻家の土屋仁応さんが手掛けています。モダンですね!
さりげなく奈良美智
ところざわサクラタウンのランドマークが、5階建ての角川武蔵野ミュージアム(Kadokawa Culture Museum)です。巨大な石の塊に見える外観は迫力満点! その隣には清涼な水面が広がっており、そこにどこかで見たことがあるような大きな顔が掘られた白い彫刻があります。なんと奈良美智さんの作品《Peace Head》でした!
ヒゲをつけてダリになりきろう
ところざわサクラタウンは高台にあるので、角川武蔵野ミュージアムの出入り口は建物の2階になります。2階にはロビーのほかにカフェとショップがあり、今回のダリ展が開催されているグランドギャラリーに行くには建物の1階に降りる必要があります。入口からダリの奇想天外な世界が再現されたフォトスポットになっています。
ソファに座ってまったりと鑑賞
「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」展は、いま流行りの体感型デジタルアートです。ダリ本人が描いた実物の絵の展示はありません。その代わりに、32台のプロジェクターを使って、広大なフロアの壁と床にダリの絵が映し出されています。ピンク・フロイドの音楽にあわせて没入体験!
平日の昼間でも人がいっぱい
角川武蔵野ミュージアムの特徴は、ギャラリー以外もたいへん充実しているところです。1階にはダリ展を開催中のグランドギャラリーのほかに、マンガ、ライトノベル、児童書などを約4万冊集めた、マンガ・ラノベ図書館があります。貸出はおこなっていませんが、中高生は300円で、マンガとラノベを丸一日読みふけることができます。
いくつもの展覧会を並行して開催できる
3階にはもう一つの展示場としてEJアニメミュージアムがあります。こちらでは、2024年5月6日まで、生誕50周年記念 「THE仮面ライダー展」を開催しています。なお、それぞれのスペースは基本的に別料金となっていて、セット料金の1DAYパスポートでは「THE仮面ライダー展」には入れません。
1日中読んでいたい有料図書館
しかし、角川武蔵野ミュージアムの本領が発揮されるのは、4階と5階に広がるエディットタウンでした。「エディット」とは英語で「編集する」を意味します。ここは、角川武蔵野ミュージアム館長である編集者・松岡正剛さんの肝いりで作られた知の集積所で、普通の図書館ではあまり見られない約3万冊の書籍がユニークな分類で配置されています。
本好きがあこがれる壁一面の書棚
エディットタウンの中核となるのが、高さ8メートルの本棚に囲まれた本棚劇場です。ここは2020年のNHK紅白歌合戦でYOASOBIが「夜に駆ける」をライブ配信した舞台として知られています。現在は、プロジェクションマッピングによるちょっとしたショウも定期的に開催しています。
ミュージアムの名に恥じない満漢全席
エディットタウンの中にもアートギャラリーがあり、2024年4月8日まで「髙山辰雄—15㎝×15㎝の宇宙—」展が開催されていました。本が大好きな人なら住んでみたいと思ってしまう角川武蔵野ミュージアムですが、閉館時間になったので、名残を惜しみつつ帰りの途につきました。
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