ゴッホのマスキングテープなど、アートな雑貨せいぞろい!
フェルメールやルノワールも
マスキングテープ、使っていますか?
先日100円ショップSeria(セリア)に出かけたところ、素敵な商品を見つけました。
名画がプリントされたマスキングテープで、フェルメール、ゴッホ、ルノワールの3種類がありました。
アートファンにはたまらない一品ですね。
もちろん1つ100円なのでお財布にもやさしいです。
今回は、名画をあしらった雑貨をご紹介します。
ゴッホのマスキングテープの使用作品をすべて紹介
このアートなマスキングテープ、すでにSNSなどでは話題になっています。
ポータルサイト「goo」にも「名画マステのフェルメール全10作品はこれだ!」というコラムが掲載されていて、フェルメールのマスキングテープに使用されている10作品を年代別に紹介しています。
ルノワールのマスキングテープについては別の翠波画廊コラムで紹介しています。
このコラムでは、ゴッホのマスキングテープに使用されている11作品を、横幅をそろえて縦に長く並べたテープ状のレイアウトで見せたいと思います。
題して「ゴッホ全11作品はこれだ!」です。
《オーヴェルの教会》1890年 | |
《昼:仕事の間の休息(ミレーのように)》1890年 | |
《灰色のフェルト棒をかぶった自画像》1887年 | |
《アイリス》1889年 | |
《ひまわり》1888年 | |
《自画像》1889年 | |
《ファンゴッホの寝室》1888年 | |
《2本の糸杉》1889年 | |
《ローヌ川の星月夜》1888年 | |
《自画像》1887年 | |
《2本の切ったひまわり》1887年 |
いかがでしたか? 《星月夜》とか《花咲くアーモンドの木の枝》といった人気作品が入っていないのが意外でしたが、「ひまわり」とか「糸杉」とか「寝室」とか「星空」といった有名モチーフはしっかりと押さえられています。
また、《2本の切ったひまわり》は、ゴッホの絵の紹介などではあまり見ることのないレア作品です。ゴッホの「ひまわり」には、切ったバージョンもあったのですね。
ゴッホの活動期間は約10年間ですが、マスキングテープ収録作品は1887~1890年の晩年の4年間から取られています。ゴッホの有名な作品はほとんどその時期に集中しているからでしょう。
100円ショップでアートのお宝さがし
今回、紹介した100円ショップSeria(セリア)のアートなマスキングテープは、さまざまな作品を一つのテープに入れています。
しかし、一般に販売されているゴッホのマスキングテープは《星月夜》の「星空」、《花咲くアーモンドの木の枝》の「アーモンドの花」、《カラスのいる麦畑》の「麦畑」などひとつのモチーフをテープ状に細長くあしらったものが多いです。
また、100円ショップCanDo(キャンドゥ)では、マスキングテープではなく、フレークシールとして、名画モチーフのシールを「Material Sticker」の名前で販売しています。
フレークシールとは、素材はマスキングテープとほぼ同じの、ちょっとした装飾に使える小さなシールで、ゴッホ、ルノワール、モネ、クリムトの4種類があって、それぞれ代表作のモチーフを8種類×4枚の小さなシールに加工しています。
お近くの100円ショップに売っていたら、手に取ってみてください。
アマゾンや楽天などで販売されているゴッホのマスキングテープ
100円ショップCanDo(キャンドゥ)のフレークシール(ゴッホ)
19世紀以前の画家のコラボレーション商品を楽しむ
このように名画の素材を商品に使えるのは、それらの名画の著作権保護期間が終了しているからです。
著作権とは、クリエイターが自らの創造したものを独占的に使用できるように、また他人に使用を許可したときに対価を受け取れるように定めたもので、その保護期間はおおよそ死後70年間と定められています。つまり、クリエイターによって養われていた遺族の生活を守るという意味も込められています。
しかし、1890年に亡くなったゴッホはもちろん、フェルメールもルノワールもモネもクリムトも、すでに死後100年以上が経過しています。
そのため、彼らの作品の著作権は保護されておらず、その素材は一定のルールのもとで自由に商品化できるのです。
というわけで、現在、ゴッホはもちろん、ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》や、ムンクの《叫び》をモチーフに使用したコラボレート商品がちまたにあふれています。
定番は、Tシャツ、靴下、クッション、文房具、スマホケース、ジグソーパズル、ステッカー、時計、コーヒーカップなどでしょうか。 なかでも面白かったのが、オランダはアムステルダムのVan Gogh(ヴァン・ゴッホ)美術館と、アメリカのフットウェアメーカーのVANS(ヴァンズ)が、VANつながりで2018年にコラボレートした商品群です。すでに販売は終了していますが、面白い試みでした。
というわけで、19世紀以前の画家を好きな方は、もしかするとコラボレーション商品が他にも販売されているかもしれないので探してみてください。
翠波画廊でも専属作家のグッズを作っています。ハンス・イヌメのエコバッグやポストカードなどがあります。お時間がありましたらご覧ください。
グッズはこちら >>
また、同じく専属作家のギィ・デサップは、若い頃ゴッホに傾倒してアルルに移住したことまである現代の印象派です。デサップはジヴェルニーの旧モネ邸で睡蓮を描くなど、絵画でのコラボレーションにも挑戦しています。
2022年5月18日(水)~6月4日(土)まで、翠波画廊では「ギィ・デサップ新作絵画展」を開催しているので、ぜひお立ち寄りください!
ギィ・デサップ新作絵画展 詳しくはこちら>>
翠波画廊では、ギィ・デサップ作品のご用意がございます。
作品はこちらよりご覧ください。
ギィ・デサップ おすすめ作品
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