オリビエ・デヴォー来日絵画展
パリで話題!新進気鋭の画家の来日展
フランスで注目を集める新進気鋭の若手画家、オリビエ・デヴォー。 2018年には、大手百貨店大丸系列4店舗で来日絵画展が開催されました。 パリ、オペラ座に出入りを認められた稀有なアーティストである彼にしか描けないダンサーの躍動感や、身にまとう静寂の美を見事に表現した作品のほか、光を追求し、新たな表現で挑んだ新作の風景画などが展示販売され、大好評のうちに終了いたしました。
来日絵画展 開催場所
大丸京都店<終了>
6階 美術画廊 11月7日(水)~13日(火)
作家来場:11日(日)、12日(月)各日13~16時
大丸東京店<終了>
10階 美術画廊 11月14日(水)~20日(火)
作家来場:17日(土)、18日(日)各日11~16時
大丸札幌店<終了>
8階 美術画廊 11月21日(水)~27日(火)
作家来場:22日(木)、23日(金)各日11~16時
大丸神戸店 <終了>
7階 美術画廊 11月21日(水)~27日(火)
作家来場:24日(土)14~17時、25日(日)11~16時
※各会場とも最終日は17時閉場
来日展にあたってプチインタビュー
来日展の忙しい予定の合間を縫って、オリビエさんが翠波画廊へもいらしてくださいました。 実は、翠波画廊へ来てくださるのは今回が初めて。オリビエさんと同世代の女性スタッフも多いことに驚きつつも、画廊へ来られたことをとても喜んでくださいました。少しですが、今回の来日展に向けて描かれた作品についてや、海の画家としての活動についてインタビューをさせていただきました。―今回の来日展では、これまでのオペラ座のエトワールたちを描いた作品から一変、パリの街並みを俯瞰して描いた作品が多く見られますが、これらの情景はどのようにして描いているのでしょうか?
オリビエ:
高いところから視線の作品は、例えば、プランタンの最上階に上って見えた風景からイマジネーションを得て描いています。あとは、飛行機に乗って見た情景、航空写真を見てイメージを膨らませたりして、自分なりに解釈して描くこともありますね。
―夕暮れを描いた作品も多いですが、オリビエさん自身好きな時間帯はありますか?
オリビエ:
そうですね、やはり夕暮れ時は好きですね。セーヌ川に映る光も好きですし、自然の光から、だんだんと日が暮れて、人口の灯りに変わっていく間(はざま)の時間が好きです。
オリビエ:
これらの作品は、自分自身のイマジネーションの中で作り上げています。パリのどこかのひとつの部屋をイメージして描くことが多いですね。 モデルとなる女性は、よく妻に似ているといわれるのですがこれも空想の中の女性です。 でも、ポージングなどは妻をモデルにすることもあるので、知らず知らずのうちに似てきているのかもしれませんね。
―オリビエさんは今年、フランスの名誉ある称号「海の画家」を授与されましたが これからは海をはじめとした水辺での制作のご予定はありますか?
「海の画家」とは・・・?
1830年に創立された海軍公認画家の称号のことで、通称「海の画家」といわれています。 パリ海洋博物館で開催される、海軍芸術ビエンナーレの審査員から推薦されたアーティストで、海、海に従事する人々、海軍に対して彼らの芸術的才能を注ぐアーティストらにフランス国防省から与えられる称号です。
オリビエ:
称号をいただいてからは、エジプトやアイスランドなど、少し遠いところで描いてみないか、という提案はいただいていて、とても興味はありますが実際にはまだ実現していません。また、海で描くこととは直接関係はないかもしれませんが、イタリアの大使館から第一次世界大戦の終戦を記念した催しにご招待いただきましたが、残念ながらスケジュールが合わずイタリアにはまだうかがえていません。でも、称号をいただいたことで、広く制作の機会を得ることができそうなので、楽しみです。
ですが…実際には旅に出て制作するとなると、家族を置いて長期間家を空けることになってしまうので、妻に負担がかかってしまうかもしれません。5歳の長男と、3歳の双子の兄妹もいるので家族には負担がかからないようにしたいですね!
今回の来日は、お一人でいらっしゃっているオリビエさん。家族思いの一面も見ることができ、短い時間でしたが、私たちスタッフもとても素敵な時間を過ごすことができました。 2019年1月には翠波画廊でのオリビエ・デヴォー絵画展も企画中ですので、ご興味ある方はぜひ見にいらしてください。