和室にお勧めの絵をご紹介
日本古来からある和室は、落ち着いた趣のある空間ですよね。
和室で過ごす時間は、ほっと心の安らぎを感られる時間でもあります。客間として和室を使われるお宅も多いと思いますが、一枚絵を飾ることで、空間に華やかさを加えることができますよ。
そんな和室には日本人画家が描いた伝統的な日本画や、花や草木などの自然のモチーフ、お寺など日本独自の風景を描いた作品などを飾って頂くと和を感じられる素敵な空間になります。床の間などはスペースもあり、比較的大きな絵も飾りやすいのでお勧めです。
モチーフで選ぶなら・・・
<風景>
東山魁夷
「春の曙(新復刻)」
リトグラフ 46.3×65.4cm
東山が生涯をかけて追及した青の世界をお楽しみいただける作品です。
夜がほのぼのと明けはじめ、次第に風景が見えてくる春曙の空気を感じられます。
<花・静物>
中川一政
「椿」
リトグラフ(石版画)
寒い冬に力強く咲く椿の花は、鮮やかに咲いたと思えば花ごと落ちてしまいます。陰があるからこそ美しさがより際立つのかもしれません。そんな椿の花の一番美しい瞬間を切り取った作品です。
<人物・動物>
千住博
「満天の頂」
リトグラフ・シルクスクリーン 20x53cm
扇形が珍しい作品。星が降る大自然のなかで凛と佇む鹿と、日本画ならではの澄んだ群青が織りなす清涼感は、季節感のある和室に一役買えそうです。
サイズで選ぶなら・・・
村上隆
「Snow moon flower 「雪月花」より(月)」
オフセット、コールド・スタンプ 50x50cm
和室に現代美術?と一見ちぐはぐに思われますが、村上の「雪月花」は四季折々の自然の風物のなかで、もっとも雅趣あるものとされるものを描いており、モダンな和室を演出します。
篠田桃紅
「炎(軸装・共箱)」
リトグラフ 49x24cm
御年104歳の美術家、篠田桃江の作品です。生命力の宿る線と、洗練された構図が見事な一枚。軸装もしておりますので、是非床の間に飾って頂きたい作品です。
浜口陽三
「2匹の蝶」
銅版画(メゾチント) 15.5×15.4cm
小さいながらにも、漆黒の中に浮かび上がる蝶は奥深い情感をたたえます。
カラーメゾチントによる色の濃淡を楽しめる作品です。